ウワミズザクラ<上溝桜>日当たりの良い谷間や斜面、湿気のあるところに生育する。
22.4.28 ウワミズザクラ花s
花は8~15㎝の総状花序、4月~5月に咲く
果実は直径8m、8月~9月赤褐色から黒色に熟す。

食用として蕾や花は塩ゆでにして三杯酢で、あえ物や料理の添え物にも。
若い果実は香穂ごと塩漬けにする。杏仁香(あんにんご)呼ばれ不老不死の妙薬とされる。
果実酒にすると桜餅の香りのする甘づっぱい杏仁香酒ができ紅茶に落としても美味しい。
22.4.28 ウワミズザクラ立木s

落葉高木、新枝は赤褐色、樹皮を傷つけるとクマリンの香りがする。

22.4.28 ウワミズザクラ樹と葉s

樹は堅く、ピンク味を帯びた色合いも美しいため床柱や器具材、彫刻材にされる。
樹皮は桜皮細工に、根は染料にされる。
火力が強くに適している。ほんのり桜の香りも楽しめる。
薪として希少な存在で、余すところなく利用価値のある樹木ですが
食用までにとどめて、美しい立ち姿を鑑賞用とし大切にしたい樹です。